真夏の夜のおうち飲み

地元の駅の近くに、とっておきのお店があります。

カウンターだけのクラフトビールBAR。いつも珍しくて美味しいクラフトビールを味わうことが出来て、しかも出されるおつまみもとっても美味。

マスターはとてもいい意味でお客を放っておいてくれるし、かかっている音楽もこだわりがある。

地元の飲み友と、いつもそのお店でサクッと飲んで食べて帰ってくるのが最近の私のお気に入りですが、ここしばらくの暑さといったら!ビールは飲みたいけど、お店に出かけるのも億劫になる、というわけで、今夜はわがやでうち飲み。

「明日の夜来ない?」、時には「今から来ない?」で来てくれる友が近くにいるのはうれしいこと。

パパッと作れるカジュアルなもので気楽に人を呼ぶことの出来るビールのあてを、冷蔵庫の中の食材を眺めながら思いつくままにいくつか用意してみました。

  • 豚ひき肉とパクチーの揚げワンタン
  • ゴーヤの天ぷら
  • 蛸とセロリのわさびオイル和え
  • ゴーヤと島豆腐の豆乳ヨーグルト白和え
  • なすとかぼちゃの素揚げと炒めツルムラサキの黒酢和え
  • エスニックそぼろと香味野菜の網焼きお揚げさん詰め
  • 緑豆ぜんざいのデザート

サクッとレシピ

ひき肉とパクチーの揚げワンタン

豚ひき肉、にんにく+生姜+パクチーの茎や根っこのみじんぎり、ナンプラー、ケチャップマニス(なければ、醤油、黒糖、オイスターソース)を加えてよく混ぜ、パクチーのざく切りをいっぱいまぜて種にしてワンタンの皮で包んで揚げます

ゴーヤの天ぷら

ゴーヤを横半分、さらにたてに8等分してわたをくりぬき、小麦粉と片栗粉1:1の衣につけてあげたもの

蛸とセロリのわさびオイル和え

ぶつ切りにした茹で蛸、薄切りにして軽く塩でもんだセロリ、をEVオリーブオイル、淡口醤油、わさび(チューブです)を混ぜたドレッシングで和えて、パクチーを混ぜる予定が、意外!友人がパクチーほどほどの人だった事が判明し、急遽セロリの葉っぱに変更。

ゴー

ゴーヤと島豆腐の豆乳ヨーグルト白和え

水切りした豆乳ヨーグルトありきで考えたメニュー。

ゴーヤはスライスして塩を加えてさっと茹でて、水気を絞る

島豆腐はそのままカット

ミックスビーンズを1パック

ヨーグルトに味噌を合わせたら、うま味と塩味はちょうどよかったものの甘味が少し足りないので、切らした甘酒の代わりに今回はなんと自家製梅ジャムを加えてみたらGoodでした!

食べる直前に全てを混ぜ合わせて食卓に。

ミックスキヌアも混ぜる予定で茹でていたのにすっかり忘れてしまいました。

なすとかぼちゃの素揚げと炒めツルムラサキの黒酢和え

なすとかぼちゃは素揚げ、ツルムラサキはごま油でさっと炒めて、煮きったみりんとお酒、黒酢、醤油、ごま油を合わせた黒酢だれに漬けて食べる直前まで冷やしておきます。

エスニックそぼろと香味野菜の網焼きお揚げさん詰め

簡単な作り方はこちらから →

緑豆ぜんざい

中国では夏の暑気払いとしてよく食べられている緑豆。

わがやでも夏には毎年大活躍してくれる大切な食材です。

特にこの緑豆ぜんざいは、リピート率はダントツです。

詳しい作り方は こちら →

 

 

地震でたくさん器が割れてしまい、生き残った器たちも緊急避難したままで、気がつけば食卓の上は丸い形ばかりというアンバランスな状態になってしまったものの、好きな器ばかりに盛りつけることが出来て、まったりと過ごせたひさびさのうち飲みナイト。

二人分には多すぎる量かと思っていたのに、ゆっくり時間が過ぎていくうちに気がつけばほとんどたいらげていたという、これもうち飲みの醍醐味でしょうか。

気合いをいれずに気の向くままにゆるりと楽しんで作ったお料理には、作る側のリラックスした気分がそのまま反映されているものだから、食べるうちにどんどん身も心も緩やかになっていく、そんなひとときを気の置けない友人と過ごせることを幸せにおもった夜でした。

 

投稿者プロフィール

清水かおり
清水 かおり
料理教室「茶飯事会」主宰。食卓カウンセラー。ときどき、獣医師。

「ていねいな暮らしはちょっぴりていねいな日常茶飯事から」をコンセプトに、「おとなの飯事(ままごと)〜四季折々のばらずしの会」や季節のごはん教室、出張ごはん、など、誰かの食卓をシアワセにするためのお料理活動を展開中。