こどもの日は大人のために

5月5日、こどもの日。
今日は孫の初節句で、娘夫婦と孫、そして両方のジジババが連れだってお祝いのお食事会にでかけました。
紅葉と滝で有名な箕面にあるその料理旅館は、うちから車なら20分ほどの場所にあります。昨秋、臨月前の娘と一泊した思い出の場所。孫もお腹の中にいながらすでに訪れたことになります。
秋なら真っ赤に染まるもみじもこの季節は瑞々しい新緑。影までが青色に染まっているかのような美しさでした。

通された個室のお部屋は、畳敷きに低めのテーブルが似合う大正時代の設え。
赤ちゃん用のバウンサーも用意されていて、主賓は寝ながらの参加です。

ひとりひとりに順番に抱っこしてもらったり、寝たり、泣いたり、笑ったり・・・。何をしていても孫は可愛くて、食卓を囲む私たちの会話も弾みます。
こどもの日。子どもたちが主役になれる日。
そういえば、わが家の子どもたちが幼いときにも、こどもの日だからとはしゃぐ子どもたちを見ているだけで大人はなんともうれしく満ち足りた気持ちになっていたのを思い出しました。
こどもの日って、幸せそうな子どもたちを眺めて実は大人が幸せに浸れる日。
誰を見てもにこにこと笑いかける孫は産まれて4ヶ月とまだまだ幼いのに、すでに周りにいる大人たちを幸せにする力を持っています。
子どもたちは、本当は誰でもみんなその力を持っているはず。
それを奪うのもまた周りの大人たち。
どうか、大人が子どもたちからその素晴らしい愛の力を奪わない世の中でありますよう。 笑顔の孫を見ていたら,余計にその思いが募りました。

そこかしこに溢れんばかりの青もみじ、目にも心にもしみました。
投稿者プロフィール

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料理家。 だしソムリエ1級。 ときどき、獣医師。
「ていねいな暮らしはちょっぴりていねいな日常茶飯事から」をコンセプトに、季節を感じる食卓を分かち合うごはん教室開催やごはん作りの家庭教師、出張一日社食など、誰かの食卓をシアワセにするための活動を展開中。
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