おうちごはんレシピ〜二杯酢アレンジを楽しもう〜

暑い夏にはすっぱい酢の物が恋しくなってきませんか?

それも、あまり甘くないすっきりさっぱりとした味が。

そんな時に便利なのが、酢とお醤油だけで作る「二杯酢」です。

酢の物を和えるときのベースになる合わせ調味料には、二杯酢の他に三杯酢や土佐酢などがありますが、みりんやお砂糖などの甘味が入っていたり、だしを加えたりと一手間が必要です。

二杯酢なら、お醤油と酢だけあれば大丈夫だし、甘味が無いのですっきりとできあがります。だしも入っていないので、多めに作っておけば日持ちがして、ごはんの支度のときに助かります。

多めに作るときには、混ぜたものを一煮立ちさせてから保存しておくとお醤油と酢の角が取れてまろやかな味わいになるのでおすすめです。

毎日二杯酢では飽きないか?というときには、二杯酢におろししょうがやわさび、柚子胡椒などの薬味を足したり、オリーブオイルやごま油などの油を加えてドレッシング代わりにしたり、次にあるように辛子明太子をほぐして混ぜてみたり、とプラスアルファを考えるとバリエーションは広がります。

また、日本の酢にも色々種類があって、メーカーさんによっても酸味やまろやかさにそれぞれの違いがあるので、何種類かの酢を手元に置いておくのもいいかもしれません。アジアの酢やバルサミコ酢のような外国の酢を使ってみてもおもしろいです。

わがやで使っている日本のお酢たち。酸味、うま味がそれぞれ違います。

二杯酢に使うお醤油と酢の種類、プラスアルファで加える調味料の種類、そして和える食材の種類 これを色々組合わせたら、もう二杯酢の世界は無限に広がりレシピも作りきれないくらいの数のものが生まれます。

まずは、自分のお気に入りの組合わせを1つ決めて、そこから繋がる色々なバリエーションをぜひ楽しんでみてくださいね。

揚げなすの明太子二杯酢和え

米酢と淡口しょうゆを1:1

そこにほぐした明太子を加えて、揚げなすを漬けたらできあがり

じゃがいもの明太子二杯酢和え

千切りにして水にさらしてから、さっと茹でたじゃがいもを明太子二杯酢で和えました。

右の写真は、茹でたじゃがいもに同じくらいの太さに千切りしたきゅうりを混ぜて同じく明太子二杯酢で。

昨夜の晩ごはんでは、ざく切りしたトマトとみょうがをしらす入りの二杯酢であえました。

このときには,ほんの少しおだしを加えたらトマトのうま味が引き立ちました。

暑い夏の副菜にぜひどうぞ。

投稿者プロフィール

清水かおり
清水 かおり
料理教室「茶飯事会」主宰。食卓カウンセラー。ときどき、獣医師。

「ていねいな暮らしはちょっぴりていねいな日常茶飯事から」をコンセプトに、「おとなの飯事(ままごと)〜四季折々のばらずしの会」や季節のごはん教室、出張ごはん、など、誰かの食卓をシアワセにするためのお料理活動を展開中。