掲載レシピ紹介します:秋の行楽べんとう

昨年冬にご縁があってリメイクレシピの掲載をさせていただくことになった情報誌に、春に続いてこのたび秋編のレシピが載りました。

テーマは行楽べんとう。

秋らしい食材を使って彩りも鮮やかなおべんとうを、ということで、かぼちゃの煮物からのリメイクで、まん丸でカワイイかぼちゃのボールコロッケを作りました。

残念ながらこの情報誌は会員様向けのものなので市販はされていません。

ですので、この行楽べんとうのメイン、ころころボールコロッケをおなじみの「サクッとレシピ」としてご紹介しましょう。

行楽べんとうの献立

  • かぼちゃのころころボールコロッケ
  • スモークサーモンと厚揚げのオーブンオムレツ
  • もみじ生麩とほうれん草の牛肉巻き
  • 秋のきのこのカレーマリネ・・・ワンタン皮のケースに
  • むき栗とそば茶ごはんのおにぎり
  • なす巻きおにぎり

かぼちゃのころころボールコロッケのサクッとレシピ

今回はかぼちゃの煮物からのリメイクです。

  • 細かい目のパン粉をフライパンで香ばしい焼き色がつくまで常にかき混ぜながら、弱火でゆっくりとから煎りする
  • かぼちゃの煮物250gをつぶして、おからパウダー大さじ1、レーズン大さじ1ミックスナッツ大さじ1 、シナモン、クミン、クローブ適量を混ぜる
  • 手に水を少しつけてピンポン球くらいの大きさに丸める(これで8個分)
  • 小麦粉はつけずに、直接パン粉→卵液→パン粉とパン粉を2度づけし、フライパンに少し多めの油をひいて、ころがしながら揚げ焼きする

*油で揚げないヘルシーコロッケです。揚げ焼きの際にフライパンに入れる油は、コロッケをころころころがした時に、すべてのコロッケに油が行きわたってフライパンに余分の油がなくなる位の量がベストです。

*ころころとまんべんなくころがるようにフライパンを振って、油をボールコロッケ全体に行きわたらせてください。

その他のおかずの紹介

サーモンと厚揚げのオーブンオムレツ・・・溶いた卵にスモークサーモンとざく切りの三つ葉、1cmのさいの目にカットした厚揚げを混ぜて型に入れ、オーブンで焼く

紅葉生麩とほうれん草の牛肉巻き・・・おだしでさっと煮た紅葉生麩と茹でたほうれん草を牛肉佃煮用で巻いて甘辛く照り焼きする

秋のきのこのカレーマリネ・・・しめじ、椎茸、乾しいたけをオーブンで焼いて、カレー風味のマリネ液に漬ける 焼いたワンタンの皮のケースに詰める

そば茶ごはんのおにぎり・・・そば茶を1合につき大さじ1くらいと塩を適宜加えて炊いたごはんをおにぎりにしてむき栗を乗せる

なす巻きおにぎり・・・縦に薄切りにしたなすにごま油としょうゆをまぜたものを刷毛でさっと塗り、フライパンでしんなりするまで焼くか200℃のオーブンで5〜7分焼く。焼いたなすで五穀ごはんをくるりと包み、たたいた梅干しを乗せる。油は吸いすぎるとべたっとしたなすになるので、必ず刷毛で塗って下さい。

写真を見ていただくとわかると思いますが、もみじ生麩には実はこの季節は二種類があります。

色が薄い方は「初もみじ麩」、赤みの濃い方がいわゆる一般的な「もみじ麩」です。初もみじの出回りの時期はとても短く、それだけにこれを使うと季節感がさらに際立ちます。 

気がつく人がいてくれなくても、作る側のちょっとした楽しみですね。 

全体に、あんまり鮮やかすぎず、ひなびた色に仕上げると秋らしいです。

あと1週間ほどで9月。

まだおべんとうを持って行楽に出かけるには少し暑いかもしれませんが、これからやってくる秋が楽しみですね。

ぜひ、特製のおべんとうを持っておでかけください。

投稿者プロフィール

清水かおり
清水 かおり
料理教室「茶飯事会」主宰。食卓カウンセラー。ときどき、獣医師。

「ていねいな暮らしはちょっぴりていねいな日常茶飯事から」をコンセプトに、「おとなの飯事(ままごと)〜四季折々のばらずしの会」や季節のごはん教室、出張ごはん、など、誰かの食卓をシアワセにするためのお料理活動を展開中。