やっぱり日本のお豆が好き〜お豆の会 ご報告〜

10月6日日曜日、「べにや長谷川商店」の長谷川清美さんをお招きして、待ちに待った関西初のお豆のワークショップを開催しました。

題して「魅力いっぱい!日本のお豆を学んで味わう会」

1週間近く経った今でも、思い出すと心の中は茹でたお豆のようにホックホク。今なおあったかくて幸せな気持ちに包まれています。

お豆愛に溢れたステキな一日となったその日のことをご報告します。

会場は、キタの北ナガヤ

大阪キタの中心梅田から北へ1駅の「中津駅」。

その中津駅から徒歩1分!のところにある裏路地「猫の小径」に面して建っているのがキタの北ナガヤ、通称キタナガ。

その一角にある多目的レンタルスペースShitenが、今回のワークショップの会場です。

コンパクトながらも、広いカウンターキッチンを備えたスペースは、今回のワークショップで長谷川清美さん(以下清美さんと呼ばせていただきます)の調理デモを見ていただくのにピッタリです。

こんな都会の路地裏に建つキタナガ
Shitenさんの立て看にお豆の会の案内が   感慨深い・・・

ここで、心強い助っ人の田村明子さんとともに清美さんをお迎えし、いそいそと準備を進めました。

前夜に届いたお豆はなんと24種類。初めて見るお豆もたくさんあって、それだけでもうこちらの気持ちも高揚してきました。きっと参加者のみなさんもそうだろうな・・・と考えながら、ワクワクが止まりません。

ライブ感満載の調理デモンストレーション

自己紹介と日本の在来豆の紹介から始まったワークショップは、最初から調理デモと同時進行です。

今回のお豆料理メニューと用いるお豆の種類はこちらです

  • れんこんとお豆の和風ハンバーグ・・・・貝豆
  • 蒸し豆のハーブソース和え・・・・ミックスえんどう豆
  • 豆と高菜の炊き込みごはん・・・・青えんどう豆
  • ラム酒餡ディップ・・・・さくら豆

れんこんとお豆の和風ハンバーグ

蒸し豆のハーブソース和え

お豆と高菜の炊き込みごはん

ラム酒餡のディップ

できあがったお豆料理を盛りつけていきます。

どれもたまらなくおいしそうです!

お豆の基礎知識や日本の実状などを随所に散りばめながら、わかりやすく教えてくださるお豆調理の説明は、誰にとっても実践的で帰ったらすぐにでもやってみたくなります。

その手から次々と作り上げられるお豆料理も、その過程で何度も味をみたり触ったり、まさに五感を使った味わいを記憶することができました。

べにやさんのお豆の美味しさはもちろんのこと、清美さんの魅力を大阪のみなさんにも伝えたい!
その思いがやっと叶った一日でした。

参加者のみなさんへのお土産は、べにやさんの雑貨ブランド「マメリッコmame*rico(ricoはスペイン語でおいしい!ステキ!の意味なんだそう)」のお豆クリアファイルとお試しミックス豆。

それと、カワイイ豆を並べた手作りの箸置きです。夜なべ仕事にちまちまと私が作りました。とっても簡易な作りなので、もしバラバラになったら、ブローチなどに作り替えてくださいね。

あっという間に過ぎた短すぎる3時間。

参加してくださったみなさん、ありがとうございました。

お食事のあとはお豆屋さん

今回、べにや長谷川商店さんから届いたお豆は24種類 。

ワークショップ終了後、会場のShitenさんは、清美さんが在店して直接お話を聞きながらお買い物ができるという、なんとも贅沢なお豆屋さんに変身です。

ワークショップ参加のみなさんはもちろん、1時間だけのお豆屋さんのことを聞きつけてやってきてくださったお客さまにもたくさんお買い上げいただきました。

「お豆は好きだけど、自分で作れる気がしない」
「煮豆くらいしか思いつかない」
というお客さまの声に
「今度は、きほんのき、から始める何回かシリーズのお豆教室をここで開催しましょ」とうれしい計画が浮上しましたよ。

一日お豆食堂やお豆のフルコースディナーなど、ここShitenさんを拠点にして大阪でも開催してもらえれば、大阪のいえ関西の豆好きとしては楽しみな限りです。

お豆に限らずですが、たとえ大きな企業から販売されてスーパーに並んでいるお豆であっても、それを一生懸命作ってくださる農家さんがおられるわけだから、私はどんなお豆でも愛おしく大切にいただきます。

それでも、ここに並ぶ在来豆たちのストーリーを清美さんから伺っていると、会ったこともない作り手のおばあちゃんから直接手渡されたような気持ちになって、ほんとうにこのお豆たちのことが大好きになって、応援したくなってくるのです。

愛おしい。
なによりも本当に味が濃くて美味しい在来のお豆たち。

大阪にもこのお豆たちがたくさん並んで欲しいと思います。

そして私もそのストーリーをつなぐことのできるお豆料理を心を込めて作ろうと思います。

数年前にべにやさんのお豆たちに出会い、清美さんにお目にかかって以来、ずっと思い続けていた、大阪のみんなにもべにやさんのことはもちろん、長谷川清美さんというステキな方を紹介したい、という自分のミッションを遂行できて、もう、うれしくてちょっと泣きそうな一日でした。

清美さん、これからもどうぞよろしくお願いいたします。


投稿者プロフィール

清水かおり
清水 かおり
料理教室「茶飯事会」主宰。食卓カウンセラー。ときどき、獣医師。

「ていねいな暮らしはちょっぴりていねいな日常茶飯事から」をコンセプトに、「おとなの飯事(ままごと)〜四季折々のばらずしの会」や季節のごはん教室、出張ごはん、など、誰かの食卓をシアワセにするためのお料理活動を展開中。