動物病院に昼が来た〜月イチごはん10月〜

早いもので、もうひと月がたちました。

JR京都駅から右京動物病院さんのある太秦駅までは、いつもJR嵯峨野線を使います。

二条城や嵐山など京都観光の人気スポットにつながる路線だけに、平日でも主に外国人観光客でいつも満員の車内です。

いつもなら、この季節は少し早めの紅葉の季節、観光客の数はもっと多いかと思うのですが、今年はまだそれほどまで。

やはりこの気候のせいなのかもしれません。

朝は涼しかった京都も、帰り道ではまだ半袖のままでも大丈夫でしたから。

10月のメニュー

  • 鶏胸肉とさつまいもの甘辛炒め
  • れんこんとザーサイの中華風サラダ
  • 柿とお豆と菊菜の高野豆腐クリーム和え
  • 根菜ピクルス
  • 切り干し大根とえのき、お揚げのお味噌汁
  • そば茶ごはん

さつまいもとたまねぎをスタッフさんから差し入れいただき、お夜食と合わせて使わせていただくことに。

今月は、サクッとかんたんにレシピをいくつか載せてみました。

【サクッとレシピ】

鶏胸肉とさつまいもの甘辛いため

《下ごしらえ》

・鶏胸肉は皮を外し、縦半分に切って薄いそぎ切りにして、お酒と片栗粉をまぶしてしばらくおく。

・さつまいもは7〜8mm幅のいちょう切りにして水にさらす

・甘辛だれは、しょうゆとみりんを1:1で混ぜ合わせておく

《作り方》

・フライパンに油を熱して、鶏胸肉を焼き、焼き色がついたらひっくり返す

・ひっくり返すタイミングで水気を切ったさつまいもを重ならないように並ぶくらいの量投入して軽く焼いたら、お酒を大さじ1くらい加えて蓋をし、弱火で蒸し焼きにする

・鶏肉の両面に程よい焼き色がついて、さつまいもに火が通ったら、甘辛だれを加えて香ばしく炒め、最後にバターを加えてひと混ぜして火を止め、黒コショウを振る

仕上げに黒コショウ振るのを忘れたままお出ししてしまいました

れんこんとザーサイの中華風サラダ

《作り方》

・れんこんは皮をむいてスライサーで薄い輪切りにし(太ければ半月切り)、酢水でさらしてから、酢を加えた熱湯でシャキシャキ感が残るようにさっとゆでる

・ザーサイはざく切りにする

・ドレッシング:酢・しょうゆ・煮きりみりん・ごま油・各大さじ1

・れんこんとザーサイを混ぜ合わせてドレッシングで和え、軽く煎ってほんの少し摺った黒ごまを混ぜる

*今回は、水菜と具材を別々にのせましたが、すぐに食べる場合は最初から水菜と混ぜ込んでから器に盛ってもきれいです

そば茶ごはん

米1合あたりに韃靼そば茶を大さじ1と塩適量を加えて混ぜて炊く。

*そば茶の香ばしい香りとうっすら茶色いごはんが秋らしい簡単炊き込みごはんです。行楽ごはんのおにぎりにもピッタリ。

今、気がつきました。

院長先生のお箸置きは大好きなダックスくんです、さすが。

ごはんは各自お好みの量をよそってもらうのですが、院長先生、それはお茶碗でなくてお汁椀ですよ〜。

今月の食材使い切りお夜食メニュー

  • お味噌汁のだしがらいりことブロッコリーの二杯酢ドレッシングがけ
  • 玉ねぎとベーコン、長ひじきのナンプラーソテー
  • 黒豚しゃぶしゃぶの粒マスタードだれ
  • 鶏肉とれんこん、さつまいものピーナッツバター煮込み
  • 炒り青大豆と高菜の炊き込みごはんのおにぎり
香ばしくから煎りした青大豆とごま油とお醤油で炒めた刻み高菜を炊き込んだごはんでおにぎり おかずなしでいけます

お昼の時間には、スタッフ犬のあんちゃんとマメちゃんも一緒にやってきてくれます。

ごはんの香りやお箸の音にソワソワ、ワクワク。その姿がとってもかわいくて、ふたりに会うのも毎月の楽しみ。


今月は、とってもレアな男性獣医さんばかりの時間があったので、思わずパチリ!

この頃は、「あ〜、いいにおい。あ〜、おいしそう!」とキッチンのある部屋を開けながらスタッフのみなさんが口々にそう言って入ってきてくださいます。

その瞬間がとても好きです。

いつも美味しいと言ってきれいに平らげて下さるスタッフさんが、実はかなりの好き嫌いがあると聞いてびっくり。

「お料理の仕方で、食べてみたらすごく美味しかったから食べられたんです」

知らない間に若いみなさんの食育にも役だっていたんですね。ほんとうにうれしいこと。

月イチごはんがあるから、朝からその日を楽しみにしてもらえること、お仕事もがんばってもらえること、それを糧にしてわたしもごはん作りがんばります。

ごはんで後方支援、来月に続きます。




投稿者プロフィール

清水かおり
清水 かおり
料理教室「茶飯事会」主宰。食卓カウンセラー。ときどき、獣医師。

「ていねいな暮らしはちょっぴりていねいな日常茶飯事から」をコンセプトに、「おとなの飯事(ままごと)〜四季折々のばらずしの会」や季節のごはん教室、出張ごはん、など、誰かの食卓をシアワセにするためのお料理活動を展開中。