休日にはあさりを買おう〜2月のうつぼ公園夜教室風景

2月のうつぼ公園夜教室

「雨水」を迎えた、うつぼ公園夜のお料理教室の初日。

三寒四温で始まった2月も、中旬をすぎると日中は春めいた日が多くなってきました。

2月のテーマは「おいしい春色の食卓」

私がイメージする2月の色はなんといっても黄色。

菜の花の黄色。らっぱすいせんの黄色。そしてミモザの黄色。まだまだ寒い中で、心まであったかく元気にしてくれる黄色。

なので、今月は、思わずウキウキしたくなる黄色と明るい緑色にあふれる食卓を用意しました。

2月の献立

  • あさりと菜の花とレモンの紙包み焼き
  • あさりと春キャベツとそら豆のクリームパスタ
  • 新玉ねぎとうるい、スナップエンドウのミモザサラダ
  • 白花豆とにんじんの春色ポタージュ

今回のメイン食材は「あさり」

春は、貝のシーズン。なかでも、あさりはいちばん手頃でたくさん出回る貝の代表。

でも、「砂吐き」がめんどうだからと使うのをためらっておられる方も多いのではないでしょうか?

実はとっても簡単なのです。

①水200mlに塩小さじ1を溶かして海水の塩分濃度と同じ塩水を作る

②光を通さないバットにあさりを重ならないように並べて、貝の合わせ目かそれよりほんの少し上くらいまで①を注ぐ

③やはり光を通さない蓋、あるいは新聞紙などで覆って、冷蔵庫で最低1時間。2〜3時間あればなおよし。

たったこれだけ。

でも。

たしかに仕事終わりに買って帰ってすぐに食べたいと思っても、砂吐きの時間を考えると、やっぱり手が出ないかも。

ちまたでは、50度洗いが話題になっていますが、色々ネット検索してみると、それもまためんどくさい。

それなら、いっそのこと、すぐに食べたい気持ちはぐっとこらえて…

あさりは休日に買いましょう!

気持ちと時間とにゆとりのある休日にあさりを買って、ゆっくりと砂吐きをしてもらいつつ、自分も休日を楽しみながらおいしくなるのをゆったりと待つ。

休日ならではの贅沢な時間と思えば、あさりでお料理を作るのがきっと特別な楽しみになるにちがいありません。

上記の3ステップで、あさりがリラックスできる環境を作ってあげると、のびのびと足や水管をのばす姿が確認できて、それを見ると癒やされること間違いなし。

その姿を見たら、こちらまでなんとなくリラックスした気分になるから不思議です。

冷蔵庫の中でそっと覗くと伸びてる伸びてる水管

さらに時間があるなら、水気を切ってしばらく置いておくと旨味が増していっそうおいしくなるといううれしいおまけもついてきます。

しかもあさりは冷凍保存もできるのです。

冷凍したら自然解凍はせずにすぐに熱を加えるとちゃんと口を開けてくれるあさり。

これなら、帰宅してすぐにワイン蒸しやあさりのパスタ「ボンゴレビアンコ」もあっという間です。

結論はこうです。

「あさりは休日に買ってゆっくりと砂吐きを楽しもう。そして、すぐに食べたいときのために《冷凍》もしておこう!!」

旨みたっぷりのあさり。和食にも洋食にも中華にも合うあさり。

気軽に春の食卓に登場させて、春を目一杯味わってくださいね。

教室風景

あっという間にできるあさりと春キャベツとそら豆のパスタ。春キャベツとそら豆の軽やかな緑色が春の訪れを実感させてくれます。

イタリア料理で「カルトッチョ」と呼ばれる紙包み焼き。

具材をただただ紙に包んで蒸し焼きにするだけなのに、真鯛があさりの旨味を吸ってさらに美味しく、忍ばせたケイパーの酸味が引き締め役、ハーブやレモンの香りが爽やかさを醸し出してとても美味しいのです。

題して、あさりと菜の花とレモンの紙包み焼き

これにミニトマトを合わせると、あさりのコハク酸、ミニトマトのグルタミン酸が旨味の相乗効果になって更に美味しくなりますが、今回は、春色の黄色い食卓、赤い色は無しにしたくて使いませんでした。

春の定番 ミモザサラダは春野菜で。

ここ数年で認知度が高くなった「うるい」。茹でても生でもおいしいうるいを新玉ねぎと合わせてサラダにしてみました。新玉ねぎとうるい、スナップエンドウのミモザサラダです。

白花豆とにんじんの春色ポタージュは、隠し味に白味噌を使って。お豆の風味が消えないように、にんじんも色づく程度の量に控えました。 クルトン代わりに使ったのは、小さな角切りの高野豆腐です。

いつも、地味めの色の器を好んで使っていいる私ですが、春は特別。

2月は黄色で、3月はピンク色で。

1年のうちにたったひと月だけしか登場しない器たちですが、だからこそ余計に春の訪れを嬉しく思わせてくれる大切な暮らしごとのアイテム。

そんな器や雑貨を、探してみませんか?

手前左の黄色楕円大皿とミモザのお皿、真ん中のドットがらのとその下のお皿、それにミモザのテーブルクロスはMaduのもの。

http://www.madu.jp

右奥のイエローとグレーの大小のお皿は波佐見焼common。

http://commontableware.com

左奥は、大好きな齊藤 十郎さんのデルフト皿。

ペーパーナプキンも「黄色」で検索して見つけました。almedahls アルメダールスという北欧のブランドです。ミモザではないけれど、ミモザっぽい模様が気に入りました。

投稿者プロフィール

清水 かおり
清水 かおり
料理家。 だしソムリエ1級。 ときどき、獣医師。

「ていねいな暮らしはちょっぴりていねいな日常茶飯事から」をコンセプトに、季節を感じる食卓を分かち合うごはん教室開催やごはん作りの家庭教師、出張一日社食など、誰かの食卓をシアワセにするための活動を展開中。

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