動物病院に昼が来た〜月イチごはん2月
私が月1回お昼ごはん作りをしている「右京動物病院ヘルスケアセンター」さんは、先進どうぶつ医療からトータルケアサービスまで広くこなす総合どうぶつ病院です。
だから、いつ伺っても獣医師、動物看護師、受付、トリマーのみなさんはそれぞれに忙しくて、決まったお昼休みの時間を食事や休憩に使えることはまずありません。
2月のこの日も、朝からの緊急手術や外来の患者さんの対応でいつも以上にみなさんは慌ただしく、キッチンのある医局にお昼ごはんを食べに来れる時間も遅いし、しかも短い!
平均したら、15分を切るくらいの速攻でお昼を済ませて次の仕事へ。
お昼がマクドだったら、5分で終わってたかもしれないなあ、とあらためて品数をいくつか用意しておくことの別の重要性(休憩時間伸ばし?!)を感じてしまった私です。
時計が13時を指した頃、「小麦粉ありましたっけ?」と動物看護師さんが調理中のキッチンにやってきました。
何に使うのかな?と思って手元を見ると、子猫ちゃんが。
聞けば、ネズミ捕りに捕まってしまい、全身の毛がネトネトベタベタの状態に。最近では珍しい、ネズミホイホイ。
このネトベタを取るのに効果的なのが、実は小麦粉と油なんです。
ベタベタの箇所にフライを揚げるときのように小麦粉をはたいて、油を塗り込んでベタベタを浮かし、あとは洗剤で洗う…。
手間のかかるこの処置をテキパキと進めてくれる動物看護師さんは、やっぱり頼もしい家族の味方だなあ。
そんなことを思いながらごはんを作ると、ますます「美味しいごはんに仕上げたい」という気持ちが高まります。それが、月イチごはんの楽しみでもあり。
さて、今月の献立です。
2月の献立
- お揚げと豚肉の春キャベツ巻き
- ターサイと椎茸のソテー
- ブロッコリー入りノンマヨポテサラのミモザ風
- 人参とちりめんじゃこ、打ち豆、千切り昆布の粒マスタード和え
- 菜の花のお豆腐クリーム添え
- ミニ高野豆腐と玉ねぎ、しめじ、キャベツのお味噌汁
- 炒り大豆ごはん
お夜食は、ボリューム満点の「2種類の焼きそば」
オーソドックスなソース焼きそばと柚子胡椒風味の塩焼きそば。
夜遅くにこんなボリュームたっぷりのものは…と思われるかもしれませんが、ようやく終わる長い一日、しっかりおなかにたまるものを摂って自分の身体と心にお疲れ様と言ってあげてほしい、そんな気持ちの表れです。
こんな忙しい日には特にね。
これからも、飼い主さんとその大切なしっぽのある家族のために、頑張ってくださいね〜。
ご飯で後方支援です。
投稿者プロフィール
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料理教室「茶飯事会」主宰。食卓カウンセラー。ときどき、獣医師。
「ていねいな暮らしはちょっぴりていねいな日常茶飯事から」をコンセプトに、「おとなの飯事(ままごと)〜四季折々のばらずしの会」や季節のごはん教室、出張ごはん、など、誰かの食卓をシアワセにするためのお料理活動を展開中。
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