順番は逆だけど…サザンを聴きながららっきょうの皮をむく

6月6日。

今日はずっと待ちわびていたWOWOWprimeでのサザンオールスターズ桑田佳祐スペシャルDAY12時間無料放送の日でした。

もちろん、録画はしますが、オンタイムでも聴いていたい。

放送開始は午前10時でした。

パソコン仕事のBGMにとテレビをオンにしましたが、聞き流すどころか見入る見入る。

たぶんこうなるだろうと予想はしていたので、実は予め準備しているものがありました。

土付きらっきょう1.2kg。

そう、きっと仕事にならないだろうから、テレビを見ながらできることをしよう、と昨日届く生協に注文をしておいたんです。

で、作りました。

らっきょう漬け。

根がめんどうくさがりやの私は、実は季節の手仕事が苦手です。

いや、手仕事そのものではなくて、とりかかるのが億劫になるのです。

梅だとからっきょうだとか山椒の実だとか、出回る期間の短いものは、買ったらすぐにとりかからないといけないものだから、明日に週末にと延ばしているうちにいつもシーズンが終わってしまいます。

そんな私にやってきた今日という日。

まさに、らっきょう漬けのための日ではありませんか。

らっきょう仕事のBGMにサザンを聴くのではなくて、サザンを聴くためにらっきょう仕事をする。

順番は逆ですが、きっかけって大事。

おかげで、らっきょう1.2kgを洗って根を切って、また洗ってうす皮をむいて、塩をまぶして一晩おくところまで、楽しみながらできました。

「やらねば」という思いでやるのと「やりたい」と思ってやるのとでは、当たり前ですが、楽しさが違います。

出来上がりの美味しさにもきっとそれは反映されるはず。

一度は自分で手作りしてみたいと思っていたらっきょう漬けがめんどうくさがらずにできたので、わたし自身の心も満ち足りています。

これからも、ちょっと億劫な仕事には、きっかけ、これですね。

あ、ビールも一役買っているのは間違いなしです。

投稿者プロフィール

清水かおり
清水 かおり
料理教室「茶飯事会」主宰。食卓カウンセラー。ときどき、獣医師。

「ていねいな暮らしはちょっぴりていねいな日常茶飯事から」をコンセプトに、「おとなの飯事(ままごと)〜四季折々のばらずしの会」や季節のごはん教室、出張ごはん、など、誰かの食卓をシアワセにするためのお料理活動を展開中。