晩酌レシピ〜長ネギの一寸揚げ春巻き
年中出回る長ネギですが、やっぱり旬は冬。
これからの季節、鍋物には欠かせない食卓の名脇役ですね。
毎週火曜日にお届けしているメールマガジンの「11月の旬の食材でひとさらレシピ」でご紹介したのが、この長ネギを使ったレシピです。
名脇役を主役に格上げするひとさらレシピをさらにアップデートして、ご紹介しましょう。
長ネギの一寸揚げ春巻き
一寸、およそ3cm長さの長ネギを丸ごと春巻の皮に包んで揚げたので一寸揚げ春巻きと名づけました。
メルマガ掲載レシピ
主役は長ネギ、脇を固めるのはアンチョビ、そして大徳寺納豆(または豆鼓)*です。これらもまた名脇役。
火を入れた長ネギのうまみを味わうためのものなので、脇役もほんの少し。
そのほんの少しがおいしさの要です。
【材料:6個分】
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春巻の皮(小):3枚
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長ネギ :18cm
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アンチョビ :1尾
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大徳寺納豆 :大1粒(または小2粒)
なければ、中華材料の豆鼓3粒でもよい
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小麦粉+水 :少々(のり用)
*大徳寺納豆:大豆を自然発酵させ、熟成と天日干しを繰り返して作られる発酵調味料。中国の「豆鼓」に似ている。赤味噌のうま味やコクや香りをぎゅっと凝縮させたような風味。京都の大徳寺の門前で作られています。
京都土産にぜひどうぞ。
写真は、同じ製法の納豆でも、一休寺さんでしか作られていない「一休寺納豆」です。
【作り方】
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春巻の皮は1枚を斜めに半分に切り、三角形を6枚用意する
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アンチョビは3等分、大徳寺納豆(または豆鼓)はみじん切りにする
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長ネギは、6等分して3cm長さのものを6個用意する
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3のそれぞれのネギにたてに切込みを入れ、中央の芯を取り出す
(かなり太い部分を使う場合は芯を丸ごと、細めの場合は芯の半分だけ取り出す)
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4のネギの芯の部分に3本にはアンチョビを、残りの3本には大徳寺納豆を詰めて、もとに戻す
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二等辺三角形に切った春巻の皮の底辺(一番長い辺)を手前に置き、真ん中に具材を詰めた長ネギを置いて、左右をたたみながら小さな春巻き状に巻いて、最後を水どきした小麦粉で留める
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油を熱し、160℃くらいの低めの温度から入れて、ときどきくるくると上下を返しながら、きつね色に色づくまで揚げる
アップデートレシピ
上記のものを、よりサイズ感を強調して作ってみました。
長ネギは2cmほどの長さ。出来上がりを一寸に。
ゆず胡椒や醤油麹(もろみも合います)、塩ゆずなどこちらも名脇役を隠し味にほんの少し、名前通りに隠しています。
揚げたてを一口で食べれば、熱々じゅわっとろりの長ネギの旨味に隠し味がほのかに香って絶品…。
まさに晩酌にもってこいです。
【材料:8個分】
- 春巻の皮(ふつう):2枚
- 長ネギ:16cm
- お好みの調味料:今回はゆず胡椒、塩ゆず、醤油麹
- のり用小麦粉+水:適量
【作り方】
今回は、春巻の皮を2等分ではなく、正方形4つに4等分します。
あとは、上記のメルマガ掲載レシピと同じ要領で、2cm長さの小口切りにした長ネギに縦に切込みを入れ、調味料を少量ずつ塗って元のように閉じ、春巻の皮で包んで油で揚げます。
ワンタンの皮でも包んでみました。
ワンタンの皮なので、いっそうカラリと揚がっておつまみ感が増しました。
コロコロと小さな春巻き。
うつわに積み上げるとかわいさが強調されていいですね。
長ネギ好きのみなさん、休日の黄昏時の晩酌のお供にぜひどうぞ。
投稿者プロフィール
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料理教室「茶飯事会」主宰。食卓カウンセラー。ときどき、獣医師。
「ていねいな暮らしはちょっぴりていねいな日常茶飯事から」をコンセプトに、「おとなの飯事(ままごと)〜四季折々のばらずしの会」や季節のごはん教室、出張ごはん、など、誰かの食卓をシアワセにするためのお料理活動を展開中。
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