みぃの命日

12月22日は先代猫のみぃの命日でした。
 
 
日中はバタバタしていて、こんな夜更けにしかゆっくりと思い出してあげられない。
 
 
 
亡くなったのはもう8年も前のこと。
 
 
 
目が開かないくらいの頃、草むらにひとりぽつんと取り残されていたのを娘が連れ帰ってきたのがみぃとの出会い。
 
それはちょうど学童保育が終了し、子どもたちが放課後誰もいない家に帰宅するようになったとき。
 
以来、14年と8ヶ月、みぃは帰宅する子どもたちの「ただいま〜」の声をずっと優しく受け止め続けてくれました。
 
 

夫にしか甘えず、他の猫も寄せ付けずひとりで寝ることを好む孤高の人だったけれど、ほんとうは寂しがり屋で、ひとりぼっちで留守番をするお昼間には、必ずおもちゃ箱から大好きなアヒルちゃんをくわえてきては抱いて寝ているようなかわいい子でした。

後から新入りの猫が来る度に不機嫌そうだったけれど、それでも飼い主のわがままを受け入れてなんとか一緒に暮らしてくれました。さんざんイケズもしてはいたけれど。

旅立ちを見送った時、迷ったけれど、形見にアヒルちゃんをこちらの手元に置いてしまったのが、ただただ心残り。
 
 
今更届けることも叶わないまま。
 
 
 
私が届けに行くまでみぃは待っていてくれるかなぁ。
 
 
それとも、また新しい生を授かってこの世に降りてきているかなぁ。
 
 
降りてくるなら、もう一度出会いたいよ、みぃ。

投稿者プロフィール

清水かおり
清水 かおり
料理教室「茶飯事会」主宰。食卓カウンセラー。ときどき、獣医師。

「ていねいな暮らしはちょっぴりていねいな日常茶飯事から」をコンセプトに、「おとなの飯事(ままごと)〜四季折々のばらずしの会」や季節のごはん教室、出張ごはん、など、誰かの食卓をシアワセにするためのお料理活動を展開中。