「月イチごはん」どうでしょう。

ミニミニおむすびべんとう
娘は、美容業界に勤務しているので、予約が入っていればお昼ごはんも食べられないことがよくあります。
今日は、予約が立て込んでいるから、合間にちょこっとひとくちでつまめるようにと、小さなおにぎりをいくつか、のリクエスト。
妊婦さんなのに、ちょっと心配。
 
美容業界も、私が永らく身を置いていたどうぶつ医療の世界でも、決まったお昼休みがとれないことなど日常茶飯事。
午後4時になってやっと座れて遅いお昼?早めの晩ごはん?
いっそのことこの時間の方が夜の診察を乗り切れるし、なんて思うこともしばしばでした。
  
食事はとれても使える時間はわずかなので、サクサクッと手早く食べて済ませてしまう習慣が身についてしまい、いまだにどんなにおいしいお料理が出ても「早食い」なのはとても悲しい名残です。
独り暮らしだと夜も帰宅が遅い仕事を持っている人は疲れ果てて満足に食事もとれていない・・・。
ついついおやつで空腹を満たして、それでもう今夜はおしまい。
美容師さんに糖尿病予備軍が多いのも納得できるような実情です。
そんな職業だから、とあきらめてしまうのではなく、最近は経営者の方がスタッフの食事の大切さに気づいて下さり、健康的なおべんとうを配達してもらったり、専用のキッチンを設けたり、はたまた社員食堂まで用意したり・・・そんな話を耳にすると、自分事ではないけれど心のどこかでホッとする私がいます。
せめてお昼だけでも目の前の誰かが作ったあったかいごはんが食べれたら・・・。
おべんとうももちろんありがたいけれど、ホカホカのごはんとお味噌汁のついたおひるごはんがあれば、仕事の緊張も緩むだろうし、午後からのやる気にもきっと繋がると思うのです。
だから、わたしは、そんな職場に月いちで心の和むおひるごはんを作りに行く出張社食のおばちゃんになりたいなあ、と思っています。
月に一度だけ開かれる社員食堂。
お昼から夕方まで、時間が空いたときにいつ来てもあったかいごはんが食べられる、その時間がその人の大事なお昼どき。
「月イチごはん」
どうでしょう。

投稿者プロフィール

清水 かおり
清水 かおり
料理家。 だしソムリエ1級。 ときどき、獣医師。

「ていねいな暮らしはちょっぴりていねいな日常茶飯事から」をコンセプトに、季節を感じる食卓を分かち合うごはん教室開催やごはん作りの家庭教師、出張一日社食など、誰かの食卓をシアワセにするための活動を展開中。

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