差し入れごはんは柚子の香り

寒い朝です。

今朝は久しぶりに早起きして、台所に立ちました。

朝から柚子を絞るいい香り。

朝一番で見山の郷にお野菜の買い出しにでかけるついでに、いばきたの仲間に差し入れごはんを届けます。

柚子釜蒸しずし

私の好きなベジばらずしを柚子釜に詰めて蒸し上げるもの。

柚子の香りをしっかり効かせたいので、すし飯に混ぜる具材もいつもよりぐっと種類を抑えて、シンプルに。

もちろん彩りも柚子の黄色が際立つように、具材はあくまで控えめに。

本当は、春夏秋冬 季節のばらずしの「冬の巻」として、この12月の間に自宅のお料理教室でみなさんに紹介したかったのですが、昨年はちょうどよい柚子が手に入らなくて、今年はちょっと時間がなくて、せっかくの機会を逃してしまいました。

今年は、高知に移住したお友だちから立派な柚子をたくさん送ってもらったというのに、本当に残念です。

でも、そのぶん、自宅でたくさん柚子釜蒸しずしを作ってお世話になった方々にお届けしたり友人にご馳走したりすることができました。

今年は、6月の地震に続き、豪雨や台風と災害が続き、地元茨木「いばきた」地区の知り合いの農家さんも例外なく大打撃の夏でした。

農作業のお手伝いがなかなかできない私ができることは、ごはんで応援することでしょうか。

ちっちゃな蒸しずしはそれひとつではお腹の足しにはなりませんが、お昼ごはんのホッとする時間の助けになるよう心を込めて作りましょう。

 

投稿者プロフィール

清水かおり
清水 かおり
料理教室「茶飯事会」主宰。食卓カウンセラー。ときどき、獣医師。

「ていねいな暮らしはちょっぴりていねいな日常茶飯事から」をコンセプトに、「おとなの飯事(ままごと)〜四季折々のばらずしの会」や季節のごはん教室、出張ごはん、など、誰かの食卓をシアワセにするためのお料理活動を展開中。