9月のうつぼ公園教室風景

急に涼しい朝になって迎えた9月でしたが、夏が「こんなに短いのは嫌だ」とだだをこねて道に寝っ転がったのか、ふたたび猛暑となってぶりかえすという身体にとってはちょっと厳しい9月でした。

さて、そんな9月のお料理教室のテーマは、

「ゆく夏来る秋を味わう果物のある食卓」

夏の名残、秋の走りの野菜と果物を一汁二菜のごはんに仕立てて暦の変わり目を食卓で楽しみました。


9月のメニュー

  • さといもと柿の唐揚げ きのこの花椒ソース 
  • いちじくとお豆のともあえ
  • なすごはん
  • かぼちゃと黒豆のポタージュスープ
  • 梨を使った食後の甘いもの

9月の教室風景

今月の器たち。

夏の名残の青、秋の走りの茶色が混じったテーブルコーディネートです。

箸置きも、秋バージョン。9月なので、うさぎさんも。

うつぼ教室のベランダから見えるのは、歴史ある靱テニスコートです。

季候のよい季節には、開け放した窓から、気持ちのよい球音や夕方からのテニススクールに集う子どもたちのかわいい声までが心地よいBGMとして、教室に流れてきます。

夜は、ナイターの灯りがちょうど窓辺を飾って、部屋を明るくしてくれています。

この週はちょうど東レパンパシフィックオープンテニスの開催と重なって、連日ものすごい人、人。それもそのはず、大坂なおみさんも出場し、優勝までしてしまったあの大会が開かれていたのです。

さて、そんな外の熱気をわけてもらいながら、今回作ったお料理は・・・

里いもと柿の唐揚げ

薄味で下煮した里いもと柿を唐揚げして、きのこソースをかけました。里いもはそのままでも美味しいけれど、とろみをつけたきのこソースをかけるとおかず感がアップします。今回は少なめでしたが、ホールの花椒を粗くつぶしてソースに混ぜるとアクセントとしておいしい!

カジュアルな器に盛って、緑の葉物を添えるとケの日のおかず、シックな器に盛って逆に何も添え物をしないでおくと、ハレの日の一品にも。

器使いと盛りつけの工夫で、色々な場面に登場できるおかずです。こんな工夫もぜひ楽しんで下さいね。

いちじくとお豆のともあえ

食材を同じ食材であえることを「ともあえ」と言います。今回は、いちじくをすりつぶしたいちじくソースであえてともあえ。それだけだと、どろどろした食感だけになってしまうので、お豆やお豆腐、ひじき、ケイパーなどなどいろいろな食感や味のものを混ぜて口あたりを楽しみます。

優しい甘さのいちじくソースなので、何か一種類、きゅっと引き締めてくれる味の食材か調味料を加えるのがポイントです。

日々の「ごはんのとも」にはちょっと向かないおかずですが、前菜としてはこの季節の一押しおすすめですよ。

なすごはん

もじどおり、ごはんになすだけのたきこみごはん。なすをさっと焼くことで香ばしさがごはんにも移ってシンプルなのにいくらでも食べたくなる味です。

かぼちゃと黒豆のポタージュ

これは秋冬おかずの定番中の定番のかぼちゃのポタージュ。

黒豆はなぜかかぼちゃと好相性なので、茹でた黒豆を粗く刻んでスープの真ん中に沈まないようにそっと乗せてみました。黒豆の切り口がとってもかわいいのをみなさんご存じですか?

梨のデザート

梨のデザートと聞くと、梨のコンポート?シャーベット?はたまた・・・とたくさん期待をさせてしまいましたが、登場するのは、ふつうに剝いた梨!

でも、そこにちょこっとソースをかけるだけであらたまった食後のデザートになるんです。

日本料理でも最後に「水菓子」としてこの季節には切っただけのシンプルな梨が出てきます。その代わり、とってもみずみずしくて美味しい梨。

お客さまにおもてなしのごはんをお出しする際は、できれば最後の甘いものまで手作りにしたいと思います。

でも、今回はデザートまで作る時間がない・・・と言うときには、無理をせずに少し値の張るおいしい果物や珍しい果物をご用意するのもステキです。 それだけでも十分おもてなしの心は通じます。

もう一工夫、こんなソースをかければもうりっぱなひと品です。

ご参加いただいたみなさま、今月もありがとうございました。

大阪のお料理教室『茶飯事会』

「ていねいな暮らしはちょっぴりていねいな日常茶飯事から」

忙しく働くわたしたちだからこそ、暦や季節のうつろいを感じるひとときを日々の食卓から味わってみませんか。

大阪茨木市の自宅教室と、大阪市西区のうつぼ公園教室で開催しています。