お節料理アラカルト〜パーソナルレッスン〜

9月から受講されている生徒さんの12月の2回のレッスンは、「お節料理」。
お正月だけに特別なものでなく、冬のおもてなしとしても使えるアラカルト料理を2回に分けてお伝えしました。
お節料理をオーソドックスな2段や3段のお重箱につめようと思うと、やはり品数は、17〜18種類は必要になるもの。
そう聞くと大変なように思いがちですが、合計5時間あまりの正味のレッスン時間で手順をひとつずつ説明しながら作ったにもかかわらず、10品目ができあがりました。
レッスン項目
我が家の定番シリーズです。
- エスニック筑前煮
- 変わりなます
- 豚肉昆布ロール
- 松風焼き
- お豆腐伊達巻
- ささみの龍眼巻
- ささみの八幡巻
- クリームチーズの黒豆石垣
- 干し柿で二品


前月作った行楽べんとうやクリスマスレッスンで作ったものも、お皿を特別なものにして、松葉や南天をあしらうだけで元旦の改まったご馳走に早変わりすることや、敷き紙や箸置きでお正月らしくする工夫などもお伝えしました。
大切なのは、義務感でなくワクワク感。やはりここでも、自分で楽しむ気持ちがお節料理を作り上げる原動力になっているのは間違いありません。
かく言う私も、「作らなくちゃ!」と言う気持ちにここ数年はかなり支配されつつありましたが、昨年から、「メインのお重をおいしいお店で頼む」という楽しみを見つけたら、その他のお料理を以前のようにうんと楽しんで作ることができるようになりました。
お料理が好き、とはいえ、お正月くらい自分もゆっくりしたい、でも、料理を仕事にしている以上やはり自分でも作りたい、というジレンマに少しばかり折り合いをつけることができたように思います。
他の人が丁寧に美味しく美しく作ってくださったおせちは、いただくととても新鮮で幸せな気持ちになれる上に、お料理を学ぶ上でのよい勉強にもなります。
これはまさに一石二鳥。
また全てを自分で作りたくなったらその時ははりきって作ればいいんだし、きっとその時には気持ちもワクワクと盛り上がっているに違いありません。
自分も楽しんで作ったものは、やっぱり食べてもおいしいと感じてもらえると思うのです。
そんなこんなのレッスンの中ですべてお伝えして。
みなさまも、この年末、ご自分らしいスタイルのお節料理作りをお楽しみ下さいね。

投稿者プロフィール

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料理家。 だしソムリエ1級。 ときどき、獣医師。
「ていねいな暮らしはちょっぴりていねいな日常茶飯事から」をコンセプトに、季節を感じる食卓を分かち合うごはん教室開催やごはん作りの家庭教師、出張一日社食など、誰かの食卓をシアワセにするための活動を展開中。
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