お茶碗1杯のごはんから〜菜花のカレー炒飯

お昼になったけれど、何を食べよう。

あるのはお冷ご飯がお茶碗に軽く1杯だけ。あんまり凝ったものは作りたくないし…。

そんな気分だった今日は、一つ前の投稿に出てきた挿花にした菜花の下の部分、葉っぱや茎を使う炒飯が思い浮かびました。

冷蔵庫を探すと、使い残しの厚揚げが半分。

菜花と厚揚げ、ならカレー味だなあと、カレー炒飯に決まりました。

苦味というちょっとくせのある菜花は、カレーとは好相性です。

菜花と厚揚げのカレー炒飯

《サクッとレシピ》

材料

  • 冷ごはん:お茶碗軽くいっぱい
  • 菜花:適当量、多め。ざく切りにしておく
  • 厚揚げ:適当量。適当な大きさの角切り
  • しょうが:ひとかけ。みじん切り
  • たまご:1個。溶いておく(1個だと、このごはんの量ではパラッパラッの炒飯にはならないので、それが好みの方は1/2個に)

調味料

  • カレー粉:小さじ1〜2(今回はSBのオーソドックスなカレー粉です)
  • しょうゆとみりん:各小さじ1〜1.5

エスニック寄りがお好みの場合は、クミンシード(ホールや粉)シナモン、コリアンダーなどのスパイスを適宜加えて下さい。

今回は、クミンシードを追加。

調味料は左からみりん、しょうゆ、カレー粉、今回はクミンシードも

作り方

  • お冷ごはんに溶き卵、調味料をすべて入れてよく混ぜておく
  • フライパンに油を熱し、クミンシードを使う場合はここでクミンシードを加えて香りが出るまで焦げないように炒める(使わない場合はスルー)
  • 厚揚げをカリッとなるまで炒め、菜花を加えてさっと火を通し、お皿に取り出しておく
  • 同じフライパンに油を追加し、生姜を入れて香りが出たら、卵などを混ぜたごはんを入れてよく炒める。
  • パラパラになるまで炒めたら、厚揚げと菜花を戻し入れてさっくりと炒め合わせて出来上がり。

*炒飯をパラリと仕上げるために、最初からごはんと溶き卵を混ぜておくというのは、すでによく知られた裏技ですが、そこに調味料も混ぜ込んでしまっておくと、むらなくごはんに味が染み込み、その上手間が少なくてすむのでオススメです。

*ただし、しょうゆ(または後述するナンプラー)の香ばしさも欲しい場合には、仕上げに追加で少量鍋肌からジュッと回し入れてくださいね。

▶おうちにある材料で作れるレシピに書くほどのこともないかんたんな炒飯です。

▶ごはん1杯の量でけっこうボリュームのある量になります。

▶調味料の量を少ない方にすると優しい味、多めにするとしっかりとした味になります。

▶カレー粉をイエローカレーペーストやもっとスパイシーなカレー粉に、しょうゆをナンプラーに替えるとよりパンチの聞いた味になります。

▶菜花と厚揚げとカレー、この組み合わせをまだ試したことのない方は、ぜひ一度作ってみてくださいね。

投稿者プロフィール

清水かおり
清水 かおり
料理教室「茶飯事会」主宰。食卓カウンセラー。ときどき、獣医師。

「ていねいな暮らしはちょっぴりていねいな日常茶飯事から」をコンセプトに、「おとなの飯事(ままごと)〜四季折々のばらずしの会」や季節のごはん教室、出張ごはん、など、誰かの食卓をシアワセにするためのお料理活動を展開中。