にっぽんの七十二候〜紅花栄〜

5月26日土曜日
二十四節気では、今は「小満」
作物や生き物、命あるすべてが生き生きと満ち足りて育つ時節。
ここ茨木市でも北部の里山だけでなく、住宅地の隙間の小さな田んぼでも田植えが終わりました。
今日は、その小満の次候の始まり。
紅花栄〜べにばなさかう〜
遠い昔から染料として使われていた紅花。今ではむしろ、紅花油、つまりフラワーオイルとしての方が知られています。
お化粧の紅に使われるという鮮やかな紅色の染料ですが、少しだけの量を使うと、なんとも言えない美しい薄紅に染まるのを、先日、着付けの先生のお宅で、春らしい帯締めを見せてもらって初めて知りました。
紅花。
今日の自宅お料理教室のお茶菓子に、七十二候に因んで、和久傳さんの紅花菓子「紅 」をお出ししました。
染司 よしおかさんの工房で作られた本紅を用いて作られた落雁です。
その時の気温によって色が変わるという繊細なお干菓子。
遠い昔のシルクロードに想いを馳せながら、いただきます。
一保堂さんのお新茶とともに。
投稿者プロフィール

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料理家。 だしソムリエ1級。 ときどき、獣医師。
「ていねいな暮らしはちょっぴりていねいな日常茶飯事から」をコンセプトに、季節を感じる食卓を分かち合うごはん教室開催やごはん作りの家庭教師、出張一日社食など、誰かの食卓をシアワセにするための活動を展開中。
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