動物病院に昼が来た〜月イチごはん3月〜
JR嵯峨野線に揺られて、昨日も京都太秦まで行ってきました。
毎月一度の出張社員食堂「月イチごはん」。
お邪魔している右京動物病院では新たなスタッフさんも加わってよりにぎやかに和やかに、いつものように多忙な日々が続いています。
そんな皆さんにエールを送るための今月の献立は…
3月の献立
- ミートローフ 春色ソース
- わかめと対馬産太ひじきの生姜炒め
- 切り干し大根と厚揚げの煮物
- 玉ねぎと芽ひじきとくずし豆腐のおみそ汁
- ミックスえんどう豆ごはん
日頃ご用意しているごはんは、だいたい12〜13名分。曜日によって人数は変わるので、ゆとりをもっていつもは15名分を作ります。
今月は、メンバーも増えたので17名分。
家庭ではなかなかこれだけのごはんを用意するという機会はありません。
2人分のレシピをそのまま8倍したら多すぎることもあれば、きっちり人数分だけ用意しないと食べ足りないおかずもある・・・。
ミートローフは後者の方。なので17名分。
早朝からわが家での肉仕事です。
合いびき肉に玉ねぎの他、キャベツやセロリ、そしておからがどっさり入るわがやの定番ミートローフ。
野菜がたっぷり食べられるのでヘルシーな割におからのおかげで腹持ちがよく、しかもおうちごはんとして作る際には冷蔵庫の野菜の在庫整理にもなる優れおかずです。
オリーブオイルにワインビネガー、そこに軽く蒸し焼きにしたきれいな色の野菜を5種類、ケイパーや、ブラックオリーブ(今回はなし)なども加えて作った春色のソースにします。野菜をたくさん刻みこんだドレッシングのようなもの。
野菜はときに生のまま使うこともありますが、火を通すよりもシャキシャキした食感が楽しめてそれもまたオススメです。
今回は少し趣きを変えて、ミートローフをこのソースで召し上がっていただきました。
このソースは魚のソテーにもよく合いますし、生野菜まもちろんゆでて軽くつぶしたじゃがいもの上にかけても美味しいんです。
地味色のおかずの多い今回のような食卓やおべんとうを一瞬で華やかにしてくれるこのソース、野菜の種類を変えれば、春から夏にかけて大活躍してくれますよ。
マイ包丁を持参して細かくてきれいなみじん切りの野菜ソースを作ろうと意気込んでいたのに、時間が足りなくなってざくざくになってしまったことは内緒です。
その他のおかずはこちらの地味滋味のラインナップ。
ごはんは1升炊きの炊飯器で炊いていますが、6合以上になるとどうしても上下で硬さが違ってしまうし、炊きあがりも混ぜにくいし。というわけで、2回に分けて炊くようにしたら、良い炊きあがりになりました。
豆ごはんは、乾燥豆で。あんまり目立ちませんが、雑穀も少し入っています。生えんどうのお豆ごはんが苦手な人も乾燥豆だと匂いが気にならないらしく、抵抗なく食べてもらえます。
お夜食にばらずし
13時から17時にかけて順番にお昼を食べに医局までいらっしゃるみなさんの最後のお一人がふたたび業務に戻られるのを見送ったら、お夜食作りを始めます。
今月はいちごのばらずし。人数が人数なので6合分。
一見大変そうに見えますが、すし飯に混ぜる具材を予め用意しておけば、ばらずしを作るのは実はとてもシンプル。
- ご飯を炊く
- 炊いている間に酢と砂糖と塩を混ぜて合わせ酢を作る
- 同じく、上にのせる具材を用意する
- 炊きあがったら合わせ酢と具材を混ぜ込んで、すし飯を作る
- 上を飾る
この春からすっかりはまってしまったいちごのばらずし作り。輪切りのいちごが予想以上に可愛くて、上々のできあがりです。
おつゆは、ミニトマトとブロッコリーのおみそ汁。
一日の業務が終わってくたくたになったみなさんに、お重箱の蓋を開けて喜んでもらえたら私の任務は完了です。
でも…、ばらずしもおみそ汁も意外な組み合わせに驚きのほうが大きいかもしれないなぁ、とあとから苦笑のわたしです。
今月もごはんで後方支援、でした。 また、来月に。
投稿者プロフィール
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料理教室「茶飯事会」主宰。食卓カウンセラー。ときどき、獣医師。
「ていねいな暮らしはちょっぴりていねいな日常茶飯事から」をコンセプトに、「おとなの飯事(ままごと)〜四季折々のばらずしの会」や季節のごはん教室、出張ごはん、など、誰かの食卓をシアワセにするためのお料理活動を展開中。
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