10月のうつぼ公園教室風景

いつまでも夏の面影を残していた季節もようやく本腰を入れて秋になり、湯気が恋しい夜が増えてきました。

10月のテーマは

 「湯気の向こうにあるシアワセ〜せいろで楽しむ湯気料理」 

 

タイトル通り、湯気を通してシアワセ気分にひたれるせいろナイト、満喫していただけました。

 

10月のメニュー

  • 豚ひき肉で3種盛り                                     ・厚揚げの肉詰め ・蒸し春巻き ・ブロッコリー肉団子
  • 大根と白ネギの豚バラロール
  • キャベツとほたてのしょうが蒸し
  • 色々野菜盛りあわせ
  • 蒸しカンパーニュとゴルゴンゾーラピカンテ
  • 細切り昆布のゆうやけごはん
  • 切り干し大根とドライトマトのみそスープ

用意したせいろは、24cm と 18cm。これは、外径を言います。

24cmはひとりごはんには大きすぎるかな、と思われることが多いかもしれません。

たしかに、ひとりだと、小さい方の18cmを2つ用意して、ひとつにはごはんもの、もうひとつには野菜とお肉のおかずものを同時に蒸して食卓にそのまま持っていけば、豪華でかわいいごはんができあがります。

でも、意外と大きいものもお友だちといっしょにおうちごはんをするときには重宝しますし、ワンプレートならぬワンせいろとして、ひとつのせいろにごはんやおかずを盛り込んでも便利です。

どちらにしても、同じサイズを少なくとも2段は必要だね、とこれは参加して下さったみなさんの共通の感想です。

教室風景

今月のお疲れさまおつまみは、週替わり。

前半は、さつまいもと紅しぼり(お豆さん)、りんごのサラダです。

お豆腐と甘酒で作った豆腐マヨネーズにレモン汁と少しのはちみつを加えて和えています。

 

後半の週は、直前に「農家ごはんの会」というワークショップがあって、そこで丹波篠山のノウカナガイさんから収穫したての丹波黒枝豆を購入してきたので、それを使ったおつまみを作りました。

黒豆枝豆のブルスケッタです。

ゆでた黒豆枝豆は甘くて濃くてほんとうにおいしいのです。だから、マッシュにせずにあえてみじんぎりにして、そして味つけは塩と少量のオリーブオイルだけにして枝豆のおいしさをあじわっていただきました。

パンは、バゲットを蒸したもの。マスカルポーネとパルミジャーノが隠し味です。

 

豚ひき肉で3種は、エスニックあんで2種、和風あんで1種

厚揚げの肉詰め

蒸し春巻き
2日目からは、レモングラスを敷いてみたら大正解

ブロッコリー肉団子

大根と白ネギの豚バラロール

キャベツとほたてのしょうが蒸し と 色々野菜盛り合わせ

大小4段ずつを使って、参加人数によって食材とせいろの組み合わせを変えてみて・・・

せいろ料理で大時なことはただひとつ。

それぞれの食材に適した蒸し時間があると言うこと。

特に野菜は、何でもかんでもいっしょに蒸してしまうと美味しさが半減してしまいます。だから、蒸し時間に時間差をつけて、この手間を省かずに。

ただし、蒸し時間の異なる野菜たちでも切り方を工夫すれば同時に蒸すことも可能です。忙しい時にはそんな一工夫で、一気に蒸し上げてしまいましょう。

 

さて今回は、7段のせいろが同時に蒸し上がって食卓に一斉に並ぶように、タイマーをうまく使って時間差蒸しを決行です。

タイマーを4分にセットして、いざ!

さあ、12分経って、蒸し上がったときの感動ったら。

みなさんから「うわぁ」っていう歓声があがりました。動画を撮っておけばよかった〜!

全部を食卓に並べると、もう完全に「せいろナイト!」

気分は女子会以外の何ものでもありません(^^)

せいろのまま食卓に並べれば、見た目も華やかな上にいつまでもあったかくて、そして寒い夜には湯気の効果でお部屋も潤い、ぽかぽかになります。

まさにシアワセな気持ちにさせてくれるから、ひとりでもふたりでも大勢でもせいろはやっぱり食卓の友ですね。

 

余った食材でこんなお肉と野菜のミックス蒸しも。

おうちごはんなら、1段の活用でこんなふうにお肉と野菜をいっしょに蒸すとよいでしょう。

 

 

集合写真、撮り忘れもありました!

何度も足を運んで下さる方も初参加の方も、今月もありがとうございました。

 

こちらは、後日のわがやでのおうちごはん、今月のレシピのアレンジメニューです。

写真の奥は、白ネギにしいたけもいっしょに加えて巻いた豚バラロール。たっぷりの塩コショウをふり、ごま油を少量回しかけて、ニンニク片を1枚ずつロールの上に。 これは、フライパンで焼いても実はとっても美味しいんです。でも蒸せばカロリーが抑えられて

そして手前は、豚バラ肉ににんにく・しょうが・パクチーの茎・ナンプラー・イエローカレーペースト・酒・クミンシードを揉み込んで下味をつけておき、クミンが似合いそうな野菜といっしょに蒸し上げる、エスニックせいろ蒸し。

蒸し上がりのクミンの香りがたまりません。

蒸し上がりのこの湯気をみなさんのおうちでもぜひ楽しんで下さいね。

 

投稿者プロフィール

清水かおり
清水 かおり
料理教室「茶飯事会」主宰。食卓カウンセラー。ときどき、獣医師。

「ていねいな暮らしはちょっぴりていねいな日常茶飯事から」をコンセプトに、「おとなの飯事(ままごと)〜四季折々のばらずしの会」や季節のごはん教室、出張ごはん、など、誰かの食卓をシアワセにするためのお料理活動を展開中。

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